ファッション業界がもたらす環境負荷は、世界中で大きな問題となっています。
環境省の発表によると、原材料の調達から紡績や縫製、商品の輸送までにかかる環境負荷は、1年間でCO2排出量は約9万トン、水は約83億m3にものぼります。また日本では毎年50万8000トンもの衣料が捨てられています。これは1日あたりに換算すると、大型トラック130台分にもなります。
この環境負荷を軽減しようとするプロジェクトが、グローバル再生素材「TecRecyc(テックリサイク)」です。TecRecycは、ポリエステル、ナイロン、アクリルの3素材において、これまで廃棄されてきた素材を再び活用することで、CO2排出量の軽減など、環境への負荷を減らすことにチャレンジしています。